さがしだしましたね?ここを捜しちゃいましたね?
ここは、よくある疑問をさっくりと管理人なりの見地から解説しちゃおう!(^A^)/という、いたって、「とりびあ」的なページですわ。はい。
では、
では。
出羽
(広島では、”いずわ”と読みます。)
ちょっとのぞいてみてください。
神薙 「というわけで、ここからは、台本チックに解説を進めてまいります。ここでは、助手を学生’sにお願いいたしましょう。」
助手T「なにするんっすか?(やる気無さ全開発言)」
神薙 「やる気の無い奴には、Dooooonnn!!『べしぃぃぃぃっ!!』・・・・・さて、話を進めようか?」
神薙 「はい、胡蝶と言う侍女が土蜘蛛の化身で、頼光さんが、毒飲まされて・・・・な演目といえば?」
助手D「かつらぎざん・・・」
神薙 「はい、Dちゃん、よくできました。」
助手K「せんせー”土蜘蛛”は?」
神薙 「はい、これも正解。」
助手R「おなじ演目なのにタイトルが違うんすか?」
神薙 「たしかに、2つの演目は、内容は、ほぼ同じだね。」
助手D「ほぼ?」
助手R「みすたー・・・」(ぼけるたびに全身で突っ込みが行われております。)
神薙 「ぽぽっ!!・・・・はぁはぁ・・・・・で、話を戻すが、これは、神楽団毎の演出などの違いによるものが出てきているからだ。
さて、演出の大まかな場転の順番をなぞってみよう。」
助手T「バテン?」
神薙 「場面転換。んで、バ・テン。演劇用語だけどね。・・・んじゃ、最初は?」
助手k「頼光の登場。」助手D「四天王のご機嫌伺い。」助手R「胡蝶登場。」助手T「頼光服薬。頼光、倒れる。」助手K「胡蝶、正体を現す。」
助手D「立会い。胡蝶逃走。」助手R「膝丸改名。四天王に授ける。」助手T「胡蝶の見せ場、岩屋帰り。」
神薙「んで、葛城の岩屋で、立会い征伐。っと・・・・」
助手D「これが・・・共通の進行状況ですよね?」
神薙 「そう、冒頭に「ヒメトリ」と呼ばれる胡蝶が土蜘蛛に襲われるシーンがあったり・・・とか、色々差異は、あるけどね。」
助手T「で、この2つの演目は、同じものなんですか?」
神薙 「結論、異なる演目です・・・と言われている。最近では、よくわからなくなってしまっているが、台本を作った人物が異なるらしい・・・」
助手R「だから、何が違うんですか?」
神薙 「うちの団は”葛城山”だが、私の持論だが、1つ目。助手K、胡蝶の所属は?」
助手K「所属?」
神薙 「胡蝶の口上いってみそ。」
助手K「そもそも・・・典薬頭よりの使い侍女胡蝶とは・・・・」
神薙 「はい、そこ。典薬頭よりの使い・・・・と言うことは、典薬頭が薬を授け遣わしたのが胡蝶。つまり、典薬頭の配下に所属していること になる。では、土蜘蛛の場合、ご機嫌を伺いに行った四天王に対し、”典薬頭の御許へと胡蝶遣わしたる・・”とある、つまり、
土蜘蛛の内容では、胡蝶の所属は、頼光の下ということになる。」
助手K「よくわかり難い・・・・」
神薙 「胡蝶も岩屋帰りのとき、土蜘蛛では、”ヤツ(頼光)の側女となりすまし・・・”と言っており、この口上は、うちの団には、無いね?」
助手k「たしかに。」
神薙 「もうひとつは、頼光超能力者説。」
助手T「はぁ?だいじょうぶっ!!」
鉄拳制裁!
神薙 「Dooooonnnn!!胡蝶の変化を逃がしてしまった頼光は、駆けつけた四天王に語る。」
助手R「・・・・さっするところ、これぞまさしく大和国葛城山に年古くより住まうと聞きし土蜘蛛の精魂のなせる業・・・」
神薙 「はい、そういうこと。対して、土蜘蛛では、頼光は、斬り付けた変化の傷口から垂れた血液が白い筋となって後をひいているので 、これをたどっていくように命じる。これは、四天王の口上にも影響され・・・・・土蜘蛛では、「血筋の痕を辿り行けば、大和国は、
葛城山へと着いたともおぼえて候。とある・・・・・」
助手T「あれ?葛城山でも土蜘蛛でも”葛城”とか”蜘蛛”とか、頼光の前では、一言もしゃべってないっすよね?」
神薙 「はい、正解。土蜘蛛の頼光は、化け物が残した血の痕を追っていけ。と命じ、追っていったら葛城山についた。と言う話。しかし、葛 城山は、何の情報も無く、頼光は、変化の正体を大和国葛城山の土蜘蛛ときっぱり言って退け、葛城へ急行することを命じる。」
助手K「たしかに、超能力者だ・・・・」
神薙 「以上のような理由から、私は、この演目の差異点を導き出した。」
助手R「へぇ〜」
神薙 「だから、どうこう言う問題でも無いんだけどね。ま、これを実証研究してみるかな?と思われた方がいらっしゃいましたら、是非とも研 究してみましょう。」
助手R「同じあらすじの演目なのに、タイトルが違う・・・・・」
助手K「羅生門と戻り橋後編とか?」助手T「切り落とされた腕を取り戻すヤツな。」
助手D「うちは、なんか違うよね?」助手R「続・戻り橋って言ってる。」
神薙 「ま、それは、また別の機会に・・・・」
「神楽 de トリビア」 閉館